こんにちは!サクシード吉沢です!

春が少しずつ近づいていることがわかる陽気になってきましたね。

一方で、花粉症に悩まされてる方も多いかと思います。私も重度の花粉症でこの時期はティッシュボックスが手放せません。対策としては高機能空気清浄機を常に点けておく、洗濯物を室内で干すなどを行っています。

さて、今回は会計学についてお話したいと思います。当社では財務と会計に係るコンサルティングを提供しております。その中で先日お客様から『会計を勉強するといっても何から勉強したらいいのか?簿記勉強しないといけないの?』というご質問をいただくことがありました。

私なりの回答としては『経営者として数字を把握するうえでは簿記は必須ではない』となります。

会計学は主に「財務会計」と「管理会計」に分かれます。

財務会計の目的は、企業外部の利害関係者(株主、債権者等)に企業の財政状態と経営成績を正確に開示すること。つまり決算報告書(貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書等)を通して、会社の財務状況、経営成績を外部に報告することとなります。

経営者として財務会計を学ぶ必要性としては、会社の状況が正確に決算報告書に反映されていることを確認し、説明できるようになるといった点かと思います。ここで簿記の話に戻りますが簿記とは企業活動を帳簿に記録していくことを言います。決算報告書は帳簿に記入した仕訳の集合で成り立っています。つまり簿記は決算報告書作成するうえでは必須な知識ですが、出来上がった決算報告書を理解するうえでは必須ではないということになります。

次に管理会計ですが、管理会計とは経営管理者の意思決定や組織内部の業績測定・業績評価に役立てることを目的する会計になります。主な内容としては予実管理、原価管理、経営分析、資金繰り管理等になります。

今後会計を勉強される方は上記のような違いを理解して書籍等を手に取られると良いかと思います。

まずは財務会計を学習し、財務三表(貸借対照表、損益決算書、キャッシュフロー計算書)のつながりを理解し、その後必要に合わせて管理会計を学ばれるかといいと思います。

以上、財務会計と管理会計の違いをご説明させていただきました。

何か会計・財務に関しましてお悩みがあればご気軽にご相談ください!

それではまた次回のブログお楽しみに!