いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

先日、新春特別企画の事業承継講演会第2回として、日本M&Aアドバイザー協会代表理事である大原達朗氏をお招きし、「中小企業経営に必須なM&A ~M&Aの第一人者が語る、中小企業M&Aのあり方と展望~」というテーマでご講演いただきました。

会場には50名を超えるお客様にご来場いただき、栃木県という地域においてM&Aに対する関心の高さが伺えました。

サクシードが日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)の会員となったのは、2017年8月のことです。

現在、栃木県最大人数である5名のJMAA認定のM&Aアドバイザーが在籍しています。

公演では、M&Aのメリットとリスクをわかりやすく説明していただきました。

また、今なお現役のM&Aアドバイザーとして活躍している大原氏の具体的な体験談は、中小企業の現場で起きるリアルなトラブルとして大変参考になりました。

M&Aに対するイメージが「買収」「売却」といった負のイメージが強い日本とは違い、アメリカでのM&Aに関する取り組みについての話は、事業承継問題が社会問題となっているこれからの日本に必要な目線です。

なんと、アメリカでは、80%以上の事業が5年以内に廃業しているが、既存事業の買収をした場合には15%に抑えられるそうです。

たしかに創業した場合、売れるかわからない商品・サービスを、お客様も全くいない状況から事業スタートするわけですから、廃業リスクは高いですよね。

M&Aの場合は、既存のお客様がいるビジネスに投資するわけですから、極めて効率の良い投資となるわけです。

実は中小企業のM&Aの場合、一般的にイメージされるような、〇〇億円というような売買金額はほとんど発生しません。

実際には1,000万円未満の譲渡金額となるM&A案件が多く、中小企業の投資対象として設備投資と変わらない時代になってきています。

中小企業の限られた投資財源の中で、投資戦略の幅が広がると投資効率を高められる機会が増加します。

投資することで効率よく収益性を高められるということは、既存商品の販売促進に努力することと全く同じと捉えることもできます。

是非、この機会にM&Aに取り組まれてはいかがでしょうか?

ご相談お待ちしております!