サクシード IT事業部のYです。

すっかり久しぶりのブログ更新となってしまいました。
「情報処理安全確保支援士試験」に向けて少しずつですが勉強したりしている関係で、セキュリティの話でも(例えば、Facebookやtwitterなどの2段階認証とかについて)書こうかなとは思っていたのですが、なんとなくタイミングを逃してしまった感もあり、もったいないやら反省したりやら。

そんな中、先週はGoogleの方でちょっと面白い動きがあったので2つほどご紹介いたします。

・『Google翻訳』のリアルタイム検索が面白い
・『Googleモバイル検索』に新機能が搭載

『Google翻訳』のリアルタイム検索が面白い
先週半ばにネット界隈をにぎわせた話題なので、ご存知の方もすでに多いかもしれません。スマートフォンアプリ『Google翻訳』がリアルタイム翻訳に対応しました!

と、書いたところでわかる人にしかわからないと思いますので、実際の使用例をご覧いただきましょうか。
昨日、近所を散歩していた時に見つけた、防火水そうの標識。

日本語の上に英語で「FIRE CISTERN」と書いてありますが、これだけでは私にはちょっと何のことかわからない。(下に日本語があるから意味は分かるけど)
そこでおもむろにスマートフォンを取り出し、Google翻訳アプリを起動。カメラのアイコンをタップして、カメラのレンズを先ほどの標識の英語の部分に向けると……


こんな感じ。

また、長文の翻訳などはまだまだ改善の余地がありそうですが、これさえあれば仮に明日から急に海外に投げ出されるような事態になっても、多少はなんとかなりそう、かな?
なお、この機能、実は海外(英語からスペイン語、など)は昨年のうちに運用されていたのですが、日本語に対応したのが先週ようやくだった、というもの。この翻訳機能にはAIによる学習機能もあるので、翻訳の精度やスピードは今後どんどん改善していくことでしょう。

まあ、何はともあれお試しあれ。

もう1つ。
『Googleモバイル検索』の新機能について。
まずは、スマートフォンでいつものようにGoogle検索。

一番上に表示されたページを見てから、さっきの検索画面に戻ってみると

こんな感じで訪問したページの下に「他の人はこちらも検索」という表示が出てきました。
これが新機能。
こちらもGoogleの検索エンジンの中のAIによる解析・学習によるもので、海外では昨年夏くらいには動いていた機能。日本では10月に試験的に導入されていたものの……。もしかしたら、日本語という言語は海外のAIにとって厄介な存在なのかも知れません。

サイトごとに表示されるキーワードが異なるので、SEOの方法にも影響がありそうですし、この機能をうまく使えば競合サイトのキーワードも推測できそうなので、コンテンツ作成のヒントにもなりそうです。

また、この動きからもわかるように、Web業界の「主戦場」はいよいよPCからスマートフォンやタブレットに移ってきたことと、気づかないうちにAI(人工知能)が我々の生活の中にいつの間にか利活用されてきているなあ、としみじみと感じる一方で、これからの業務にどのように活かしていくのか・AIとどのように手を取り合っていくのかがこれからの課題だと改めて認識しました。