こんにちは、初めまして!昨年12月にアシスタントとしてサクシードに入社し、今月から正式にコンサルタントとなりました、平沼と申します。まだギリギリ20代の若者です!どうぞよろしくお願い申し上げます。

コンサルタント、とは言いますが、実は私、サクシードに入社するまではコンサルタントのコの字も知らない人間でした。じゃあどうしてサクシードに?と思われるかもしれませんが、今回はそれよりも他にしたいお話がありますので、それはまた別の機会に書こうと思います。

さて、さっそく本題でございますが。

皆様は「『経営』の意味を説明してください」と言われたら、どう答えますか?ほんの数週間前、私はそのことについて、一週間ほどがっつりと考える機会をいただきました。

サクシードでは、私のようにアシスタントからコンサルタントへのステップアップが発生する場合、小論文式の試験を受けることになっております。流石に具体的なことを書いてしまうと怒られてしまいそうなので、あまり詳しくは書けませんが……その中に「自分が経営者だったら」を考えないと答えられない問題が、あったんですよね。

先述したように、私はサクシードに入社するまで「コンサルタント」という言葉の意味すら、いまいち理解していないような人間でした。ですから、その問題を見たときの一番最初の正直な気持ちが、次の通りです。

「なんて?」

今だから言えますが、我ながら「アホなのかな?」って思いますね。「なんて?」ってお前。コンサルタントになろうってしてるのにお前……。

いざこの問いに答えようとしたときになって初めて、私の頭のなかで「そもそも『経営』ってなんだ?」という疑問にぶつかりました。

ちなみに、ウェブ上にある無料の百科事典「コトバンク」によると、以下のような答えを得ることができます。

経営学で用いる経営の概念には、次の3種がある。

第一は、一定の継続的施設を基礎にして、財またはサービスを経済的給付として生産する組織体を経営とよぶものであり、ドイツ語圏の経営学でいう経営Betriebはこれである。この概念を経営体あるいは構造概念としての経営ということもある。

(中略)

第二の経営概念は、企業もしくは組織体一般を運営する動的全体過程をもって経営とするものである。「経営する」という動詞的用法や企業経営という場合の経営はこれである。この概念を経営活動、経営行動、経営機能ということもあるが、その特色は行動概念としての経営である。英語圏で発達した経営学の多くは、このような経営をその対象としている。

(中略)

第三の経営概念は、第二の概念からの派生であり、経営機能のうち、全体的、基本的、戦略的、長期的、政策的意思決定機能をもって、とくに経営とするもので、経営者機能とも呼ばれ、略称として経営機能(狭義)ということもある。

(以下省略)

経営とは – コトバンク

長くなってしまうので一部省略してしまいましたが、国によって意味に若干の相違が出てくるのは少し驚きました。でも確かに、国によって色は違いますから、考えてみれば不思議なことでは無いのかも。興味のある方は、ドイツ語圏と英語圏の歴史を掘り下げて比べてみると、楽しいかもしれません。

ただ、「経営とは何か?」という問いに対する今回の答えとしては、第二、第三の概念が適切かな、と思います。つまりは、「企業組織を継続的に運営するための行動」のことを「経営」と呼ぶんだなと。言われてみれば「そりゃそうだ」ってなりそうなものですが、ここにたどり着くまでに、思いのほか頭の中がぐるぐるしたものでした。

そして、この「経営する」ということにおいて、私が注目するべきだと理解したのは「継続的に」という部分です。

何かを継続させる、というのはとても難しいことです。それが、たくさんの因果関係が絡まって成り立っている企業運営となると、なおさら。

そして、何かを継続させるためには「何をするべきなのか」がはっきりと分かっている必要があります。また、それは実現可能であるものでなければなりません。「目標」に「夢」を据えたとしても、それに近づくための「行動」や「計画」が「夢」であってはいけません。

しかし、経営においては、考えなければならないこと、知っていなければならないことが、あまりにもたくさんあるため、経営者の誰もが確実に、適切な行動を起こしたり、計画を立てることが出来たりするだけの力を持っているとは限りません。

だからこそ、「経営」って難しい。

そこまで考えたところで、やっと、私たち「コンサルタント」がいる意味にちゃんと気付くことが出来ました。

私自身は、今はまだ、先輩方の背中を追いかけている身ではあります。ですが、いずれ自信をもって尊敬する先輩方のお隣に立てるように、お客様に寄り添えるコンサルタントに成長できるように、日々奮闘に奮闘を重ねて頑張っていきたい所存でございます。

運のいいことに、私は今年の9月から始まる「とちぎ経営人財塾」の第7期にて運営事務局員を任されることとなりました。運営事務局員として、受講生の皆様のサポートをしっかりとこなしつつ、私自身も「経営」についてもっと深く学んでいこうと思います!

この私、ド新人コンサルタントの平沼が立派な経営コンサルタントとなっていけるよう、ブログを通して何卒、見守っていただけますと幸いです!今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます!