CASE STUDY

支援事例 お客様インタビュー

強みを活かした計画書作成で「ものづくり補助金」採択。新設備導入と社内教育で売上2倍、組織力向上。

株式会社若山商店 様

(左から)株式会社若山商店 専務取締役 若山恭三 様、サクシード 谷口・押山

支援サービス

  • ツグナラ
  • 教育・人財開発
  • 補助金・公的施策

担当者

株式会社若山商店様にて、補助金活用、人財育成、事業承継に至るまでの取り組みについてお話を伺いました。創業80年以上、地元農家とともに和菓子づくりに励む若山商店様が、サクシードに支援を依頼した背景や、具体的な成果について詳しくご紹介いたします。

ご依頼の背景と課題

代表の事業承継を長期的に検討する一方で、事業拡大に向けた施策を模索していた。
設備投資のために「ものづくり補助金」の活用を検討したが、申請の難易度が高く、10年以上前にサクシードに相談した。

取り組み

自社の強みを最大限に活かした「ものづくり補助金」の計画書作成によって採択となり、新たな栗の加工ラインを導入した。
事業拡大に向けた組織力向上を目的に、「とちぎ経営人財塾」への参加と社内外での研修を実施した。

取り組みの成果

最初の支援から10年で、売上は2倍へ、従業員数は1.5倍へと成長した。
設備の導入によって、商品の品質向上と生産効率の改善を実現した。
社員が当事者意識を持ったことで組織力が向上し、事業拡大にも対応できた。

今後の展望

付加価値の高い商品の提供を進め、事業承継を通じて和菓子業界の活性化に貢献することを目指す。

代表の事業承継を長期的に検討する一方で、事業拡大に向けた施策を模索していた

弊社は、「農業は土づくりにあり」という信条のもと、栗やさつまいもなど、地元産の厳選した素材にこだわり、手作りの温かみを大切にしながらも、製造ラインで効率的な生産を実現してきました。その一方で、事業承継や事業拡大に向けて、さまざまな施策を模索していました。

設備投資のため「ものづくり補助金」の活用を検討したが、自社での申請は難易度が高く10年以上前にサクシードに相談

最初にサクシードに相談したのは、短期的な経営支援がきっかけです。地元の金融機関から紹介を受け、ご縁がありました。当時、受注が増加していたものの、業績的にはまだ成長途上にあり、新商品開発や生産量拡大に伴う設備投資資金の負担を軽減する方法を検討していました。その際、「ものづくり補助金」の存在を知り、これを活用したいと考えましたが、一度自社で申請を試みたところ、難易度が高く、業務との両立が難しいと感じました。

自社の強みを最大限に活かした計画書で採択となり、新たな栗の加工ラインを導入

サクシードに「ものづくり補助金」の申請サポートを依頼しました。まずは、若山商店の沿革やこれまでの取り組み、技術面や営業面での強みを整理し、サクシードに情報を共有しました。サクシードはその情報を基に、当社の強みを最大限に引き出す形で計画書を作成してくれました。その結果、初回の依頼で無事に採択され、補助金の活用が決定しました。さらに、経営革新計画の承認や、栃木県の補助金も相次いで採択されるなど、実績が積み重なり、現在では補助金に関してサクシードを頼りにしています。

補助金を活用して新しい栗の加工ラインを導入した結果、商品の品質が大幅に向上しました。また、既存顧客に加えて新規顧客の獲得にも成功し、生産効率が改善されたことで、安定供給が可能となり、さらに多様な商品開発の機会が広がりました。

補助金を活用して導入した和菓子の加工ライン

事業拡大に向けた組織力向上のため、とちぎ経営人財塾への参加と社内研修を実施

設備投資が成功した後、次に直面したのが「人財育成」でした。事業を拡大していく上で、会社全体をリードできる管理職の育成が不可欠でした。サクシードに相談し、まず「とちぎ経営人財塾」への参加を提案していただき、後継者や管理職が他社の経営者と交流しながら学ぶ場を提供してもらいました。私自身も後継者として第1期から参加し、その後も経営幹部育成のために社員を派遣しています。

また、社員全体を対象とした社内研修も実施しました。この研修により、経営に対する考え方や日々の業務に対する姿勢が一層深まり、社員間のコミュニケーションも活性化しました。さらに、管理職には社外研修にも参加してもらい、他社の管理職と意見交換を行うことで刺激を受け、業務に対する取り組み方が深まり、リーダーシップが大きく向上しました。

当事者意識を持った社員が団結し、本社工場の火災を乗り越える

最も印象的だったのは、本社工場が火災に遭遇した際の対応です。突然の出来事に驚きましたが、社員全員が団結して復旧作業に取り組んでくれました。社員一人ひとりが人財塾や研修を通じて、業務を「会社事」ではなく「自分事」として捉える感覚を養っていたため、迅速な復旧が可能となったと感じています。この経験を通じて、「人を育てること」が会社の未来を創るということを再認識しました。

10年以上の長期的な支援で、売上は2倍、従業員数は1.5倍に。付加価値の高い商品の提供と、事業承継で業界の活性化にも貢献したい

補助金を活用して導入した設備により、既存商品の改良や新商品の開発が進展し、新たな販路開拓を実現しました。また、経営幹部を中心に継続的な人財育成を行ったことで組織力も向上しました。結果として、業績を安定させることができています。
今後も積極的に商品開発を進め、付加価値の高い商品を市場に提供していきたいと考えています。

また、和菓子業界全体では、後継者不在による廃業が増加しています。私たちは、そのような企業の技術承継を進め、地元の和菓子業界を活性化させたいと考えています。事業承継に向けて、サクシードが運営する経営資源引継ぎメディア「ツグナラ」を活用し、地域の農家や地元企業との連携を強化し、次世代への技術とノウハウの継承を進めていきます。

この事例の担当コンサルタント

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押山 健司

上席執行役員
コンサルティング事業部
事業承継・公的支援事業統括

補助金・公的施策、財務、戦略立案・実行

谷口 佳奈子

執行役員
広報部門責任者
ツグナラ事業統括

ツグナラ運営、教育・人財育成

お客様企業情報

社名
株式会社若山商店
創立年
1958年
代表者名
代表取締役 若山 雄三
資本金
2,000万円
URL
https://www.wakanet.co.jp/
所在地
本社
320-0057
栃木県宇都宮市中戸祭1-13-23
Tel 028-622-3855

営業本部・石那田工場
321-2103
栃木県宇都宮市石那田町1930
Tel 028-669-2524

直営店
320-0057
栃木県宇都宮市中戸祭1-13-23
事業内容
レトルト殺菌製品の製造及び販売
日配食品(蒸し羊かん、あんみつ等)の製造及び販売
栗瓶缶詰の製造及び販売

※本記事に掲載されている情報(サービスの内容など)は、取材時の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。