11月16日から18日までの3日間、社員旅行をかねて神田経営者クラブ様の特別研究視察会in沖縄に参加させていただきました。

最初にお伺いしたパーソナルフードサービス様は、カロリー計算された食事を宅配するなど今では一般的になりました宅配事業の草分け的な存在です。病気の人には一人一人献立を考えるなど手間のかかったサービスを展開して沖縄の方々から絶大な支持を得ています。価格は620円~と若干高めですがそれでも届けてほしいと要望が多く作り切れずにお待ち頂く事もあるとか。

障がい者雇用にも積極的で皆さん長く勤務されていらっしゃいます。
今後、全国的にこのようなサービスニーズは増えていくでしょう。

静岡県浜松市に本社を構えるシーポイント様は企業向けシステム構築、WE制作からメディアプロモーションなど幅広くITを活用した事業展開されていますがなかでもアジア諸国への進出は同業者に比べても異色でした。

沖縄を中心とした世界地図をベースに事業構築していて沖縄からはアジアがとても近く逆に中心に置く方が良いとの意味がよく理解できました。ダイバシティー経営も進んでいて外国人のエンジニアなども積極的に採用育成して将来の海外展開に備えているそうです。

17日は沖縄教育出版様の朝礼に参加。全員参加型の朝礼です。

ハッピー体操やグループミーティングなど次から次へとテンポよく続きます。
最後にみんなでフォークダンスを踊って終了となりました。所要時間1時間という長い朝礼でしたが終始笑顔があふれ、ほのぼのとした雰囲気で進みました。
その後、川畑社長にこれまでの取組や苦労話についてお話を頂きました。
6年前に事業を引き継いで以来、多くの改革に挑戦して、失敗し葛藤を繰り返しながらなんとか自分なりの形になったとおっしゃっていました。

続いて、「紅いもタルト」で有名な御菓子御殿様へ。澤岻会長にお話をお伺いしました。

普通のお菓子屋さんをしていた澤岻会長は地元の紅芋を何とか加工品にできないかとの悲願ともいえる地元の声にこたえるべく商品開発に携わり見事商品化に成功しました。
今日の6次化的な取り組みですね。
今でこそ観光事業として成功されていますが、恩納村店舗を作った時には大きな借金をして一時はどうなることかと思ったそうです。どんな事業でも飛躍する前には苦難の道がつきものですね。しかし、やはりそれを克服できる人であるかどうかが多くの経営者からの話をお聞きしているとわかります。

最後に、いい会社として取り上げられることの多い琉球補聴器様の店舗を訪問。突然のご訪問にも関わらず、入社12年目の副店長末吉さんが丁寧に対応してくださいました。約1時間に渡り、丁寧にご説明していただき、森山社長の取り組みが社員の皆様に浸透していると感じることが出来ました。
経営上利益が10,000千円以上出た場合には社員の夢を叶えるというプロジェクトがあり毎年2,3名の夢を叶えているのだそうです。海外旅行や挙げられなかった結婚式など本気で仲間を祝福するために皆頑張るそうです。また訪問したい会社です。

社員旅行も兼ねた沖縄視察会でしたが、訪問させていただいた企業は様々な形で素晴らしい取り組みを実現されており、いい刺激を受けると同時に、この視察をどのように落とし込むことができるかと考えることができ、非常な有意義な視察となりました。

今回の視察会は、神田経営者クラブ様、静岡県中小企業経営革新フォーラム21様、福井県中小企業経営革新フォーラム様の各会員の皆様と、お世話になりました沖縄県各企業の皆さま、ご関係の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。