デジタルマーケティングチームの大野です。

私は仕事で文章を書くことが多いですが、正直「ライティング」の仕事は苦手です。

これまで人前で話すことが多かったため、話すことは得意です。なので、社会人になりたての頃はライティングにも自信がありました。しかしいざ文章を書いて上司に見せると、修正していただくことが非常に多かったです。修正、修正、修正と繰り返していると、段々とライティングに自信が無くなってきます。「自分はこんなに伝わりづらい文章を書いていたのか」と落ち込むこともありました。

あまりに修正されることが悔しかったので、いただいたフィードバックを徹底的に実行しました。また、自分で本を買ったりネットで調べたりしながら伝わる文章の書き方を勉強しました。すると1年近く経った今日このごろ、ようやく修正されにくい文章が書けるようになりました。

今回のブログでは、私が文章を書く際に気をつけているポイントをご紹介します。ライティング初心者で、修正されることが段々と嫌になってきている方にご覧いただければと思います。

目次

  1. 文章はできるだけ短くする
  2. 時系列に一本の筋を通す
  3. あいまいな表現は避ける

1. 文章はできるだけ短くする

例)
「今回のテーマであるマーケティングは、普段から関わっていらっしゃる方が少なく、緊張感がありましたが、講義を通じてチャットやグループワークを活発に活用し、それぞれが理解を深めていくことができました。」

「今回のテーマであるマーケティングは、受講生の中では普段から関わっていらっしゃる方が少ない分野です。はじめは受講生の緊張こそ見られたものの、講義を通じてチャットやグループワークを積極的に活用し、みなさん理解を深めていくことができました。」

この例では、「1つの文章中の句読点の数」を意識しました。具体的には、なるべく「〜〜〜、〜〜〜。(句読点は1つの文章に1個)」の構成を意識しています。修正後の方の文章は、声に出してみた際に読みやすくなっていると感じられることと思います。読み手に伝わりやすい文章になりました。

2. 時系列に一本の筋を通す

例)
講義の前半は〜、初めに自社の利益の〜〜、休憩をはさみ〜〜

講義の序盤は、講義の中盤は、講義の終盤は

この例では、「文章全体の時系列」を意識しました。文章を書く際、話の流れや論理展開は自分の中ではある程度理解されています。しかし、それを人に伝わりやすい順番に書くことは難しいものです。文章の展開順や論理展開が正しく表現されているのか注意深く見直しをすることで、文章の伝わりやすさは格段と上がります。

3. あいまいな表現は避ける。

例)
また、「人を大切にする経営学コース」で学んだ、5者を大切にするビジネスの重要性にも立ち返ることができました。

しかし、これらを自社の協力会社に要請すれば良いということではありません。5者を大切にする、「人を大切にする経営」の観点も併せもち、それぞれを最適なバランスで実践することの重要性にも気づくことが出来ました。

この例では、「あいまいな表現をゼロにすること」を意識しました。言い換えれば、「文章中の表現のツッコミどころをゼロにする」ということです。例えば、修正前の文章にある重要性とは、つまりどういうことなのでしょうか?5者を大切にするビジネスとは?という疑問が湧いてくることと思います。文章を読んだ際に、「この表現ってどういうこと?」がゼロの状態を目指していくことで、文章の明確さは格段と上がります。

以上、ほんの一例ではありますが、私が文章を書く際に気をつけているポイントです。これを押さえておくだけ文章の伝わりやすさは格段と変わることでしょう。是非お試しあれ。

最後までご覧いただきありがとうございました!