はじめまして。IT事業部 Yです。
WEBエンジニアとして、先月サクシードへ入社しました。

「WEBエンジニア」って、言われてもピンとこない方も多いですよね。

簡単に説明すると、「システムエンジニア」みたいなものです。
システムエンジニアなら聞いたことがある人も多いかなと思います。パソコンにそんなに詳しくない方にとっては「コンピュータのプロフェッショナル!」「パソコンのことならなんでも知ってる!」「Wi-fiの設定とかも出来る」という印象でしょうか。もしくは、「パソコンの黒い画面に、白や緑の文字でよくわからない呪文をカタカタと入力してる」というイメージの人もいるかも知れません。

システムエンジニアとは、主にコンピュータシステムを開発(考案・設計・導入)する人たちの総称です。

わざわざ「主にコンピュータシステム」と書いたのには理由があります。

システム、ってコンピュータの事でしょ?

皆さんは「複式簿記」はご存知かと思います。
左に借方、右に貸方を仕訳帳に記入し、左右の合計が一致するようにする経理記帳の方法で、世界中で経営分析などに使用されている仕組みです。英語でいうと「ダブルエントリー・ブックキーピングシステム」といいます。これもシステムなのです。

つまり、システムとは、誰がやっても同じ結果が出るような仕組み、と言い換えることができます。一定のルールを決めて、そのルール内で間違いが出ないように仕組みを作ること、これがシステム化です。

企業のシステム化となると、その企業業務の仕組みを作り上げることになります。
企業の目的は「お客様を満足させること」「売り上げを向上させること」「来店数を増やすこと」「従業員満足度を上げること」などなど、企業によってそれぞれですが、企業のシステム化の最終的な目的はそこにつながるものである必要があります。

そのため、必ずしも「システム化」=「コンピュータシステムを導入すること」ではないのです。

システムエンジニアって、コンピュータ関係ないの?

いえいえ。
現在ではほとんどの企業でパソコンが導入されています。先ほどの複式簿記を全部手書きで計算・記録・保管している企業は少ないのではないでしょうか。コンピュータが人間よりも圧倒的に優れている部分は「計算力」「記憶力」の部分、つまり、計算ミスや記憶違いすることがない点です。経理上の間違いが経営に与える影響は少なくはありませんからね。
「システム化」と言えば「コンピュータシステムを導入する」という意味で使われることが多いのは、そういった事情があるからです。

システム化とは、業務のルールを作ること。
そのルールを逸脱しないようにコンピュータを活用する。
さらに、そのルールの効果をきちんとチェックし、企業目的達成につなげる。

ここまで出来て初めて「コンピュータシステムの開発が成功した」と言えます。

そのためには、当然コンピュータに詳しい必要があるのです。

ITエンジニア、っていうのもいるよね?

コンピュータシステムは規模が大きくなれば当然一人では作り上げることができません。

実際にプログラムを書く「プログラマ」や、各拠点をネットワークでつなぐ「ネットワークエンジニア」、システム開発のスケジュール調整などを担当する「プロジェクトマネージャー」「システムアナリスト」、システム導入時の支援などを行う「サポートエンジニア」などなど、多くの技術者が携わってコンピュータシステムが出来上がります。
こういった技術者を「ITエンジニア」と総称します。もちろん、システムエンジニアもWEBエンジニアも、ITエンジニアの一種です。

システムエンジニアとは、依頼人・依頼企業の要望に沿ってシステムを考案・設計し、必要に応じて適切なIT(情報技術)を選択し、各技術者と連携してシステムの構築・導入を行うIT技術者のことを指します。

WEBエンジニアの説明をするつもりが、なんだか脱線してしまいました。
せっかくなので、次回以降もシステム導入・システム開発についてお伝えしようと思います。