ITコーディネーター/ITエンジニアの山田です。

(といいつつ、最近はめっきり「Webの人」ですが)

さて、皆さんはこのブログを、どんなブラウザから閲覧されていますか?
ある調査によると、2018年6月の日本国内でのWebブラウザシェアランキング1位は「Google Chrome」で、27.45%のシェア率だったとのこと。
さらに、PCからの閲覧に限定すれば、50%以上がGoogleChromeを占めています。

Chromeの警告、お気づきですか?

多くの人が使用しているGoogle Chrome。
7/24にリリースされた最新安定版「Chrome68」から、アドレスバーの警告表示の仕様が変更されています。

これまでは、HTTPS接続のサイトを開いた場合に「保護された通信」という表示と緑色の鍵マークが表示されていましたが、「Chrome68」ではその逆にHTTP接続のサイトを開いた時に「保護されていません」という警告がアドレスバーに表示されるようになりました。

「保護されていません」?

ちょっとびっくりする表示ですが、これは「ハッキングされた」などというわけではなく、「通信が保護されていませんので、ハッキングされる心配がありますよ」程度の意味です。
HTTPS接続は、アクセスしている端末(PCやスマホなど)とWebサイト間の通信を暗号化し、ネットワーク上でデータが第三者に傍受されるのを防ぐ技術です。クレジットカード番号等、重要な個人情報をサイト側と共有する場面では、HTTPS接続は必須になります。

まとめ。

GoogleChromeでは、HTTPS通信ではない、というだけ(URLが「http://」から始まるだけ)で、警告が表示されます。

HTTPS通信とか、SSL暗号化通信とか、いろいろな表現されることが多い技術ですが、端的にいうと「https://」から始まるURLでサイトにアクセスできるようにすればいい、ということになります。

シェア率の高いブラウザでこういう機能が追加されると、他のブラウザも対応していく流れになると思われます。
自社サイトにアクセスしたお客様の画面に「保護されていません」と出るのは、心理的にあまりいいものとは言えません。

そのためにHTTPS通信化(SSLサーバー証明書を導入し、常時SSLに対応させること)が必要になります。
不安な方はご相談ください。