いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

最近、中小企業の新規事業戦略を相談されることが多いです。

今回は、新規事業を考える際にコンサルタントが気をつけるポイントをまとめてみます。

①既存事業とのシナジー(相乗効果)

中小企業が新規事業に乗り出すときは、まず既存顧客にサービス提供が可能かということを意識しましょう。

特に中小企業の場合は、新サービスを新規顧客に提案することはコスト負担が過大になり、既存事業にも悪影響がでてしまう場合があります。

(新規事業のせいで、人が足りない。残業が毎日だ。やり方が分かる人が一部にしかいない)

②ビジネスモデル図で全体像として評価する

新規事業モデルは、考えているうちに自社に都合のいい解釈にどんどん寄ってきてしまう傾向があります。

その抑制をするために、ビジネスの登場人物を図にして全体像で評価するといいと思います。

自社だけが勝つビジネスはありえません。自社と顧客だけではなく、仕入先、協力業者、働く社員のことまで考えたモデルになっているかを意識しましょう。

③小さく打って、市場の反応を確かめる

巨額のイニシャルコスト(初期投資)は、中小企業の場合、失敗したら倒産に直結してしまうのが現実です。

まずは、小さく打って出て市場(お客様)がどんな反応なのかをみるべきだと思っています。

既存ビジネスが共倒れに足らないためにも、最初から過度な投資は控えていきましょう。

以上の3つが最初に気をつけたほうが良い基本的なポイントです。

読んでくれた方のお役にたてていたら幸いです。