皆さん、こんにちは。
財務コンサルタントの押山です。

この仕事をしていると、試算表や決算書など会社の業績や経営状態に関わる
資料を拝見します。
この試算表や決算書は業種や会計ソフト、
顧問を依頼している会計事務所・税理士事務所により
それぞれことなりますが、数字が表すものは異なるものではありません。

しかし、試算表や決算書が正しい業績を判断できる資料になっているかは別です。
経理情報を正しく、網羅されているかで大きく異なります。

このブログをご覧になっている事業者様で、会計など会社の数字に関しては
「税理士・会計士に任せている」という方はいらっしゃいませんか?
もしいらっしゃいましたらその方にお聞きします。
御社の業績や経営状態をご存知ですか?

全員とは言いませんが、やっぱり人任せになっていると
自分では理解、把握できないものです。
また、税理士さん、会計士さんにお任せしていても、
それが正しい業績や経営状態を表しているとは言えない場合もあります。
税理士さん、会計士さんに通帳や領収書を渡して、後はよろしく!! 
となっていませんか?
その上で「正しく、早急に」と言うのは無理があります。
正しい数字を出せたとしても時間がかかり、それが原因で経営判断が遅れるのでは
試算表を作成する意味がありません。

ではどうすればよいか。
そこはやはり「自計化」なのだと思います。
中小企業では簡単なことではありませんが、自計化を進めるのであれば
税理士さんも積極的に協力してくれます。
最近はフィンテックを導入した会計ソフトなど、
経理を知らなくても利用できるものも出てきています。
メイン事業に人手をかけざるを得ない事情もあるとは思いますが、
長い目で見れば経理を採用又は教育しておくなど、体制を構築して置くことが
業績向上や改善の鍵となり得るはずです。