皆さん、こんにちは。財務コンサルタントの押山です。

 

11月16日から2日間、沖縄県にある「いい会社」を視察してきました。

昨年に引き続き、神田経営者クラブの視察会に便乗?しての訪問です。

今回の視察先は、

①「個食」弁当の宅配を行っている「㈲パーソナルフードサービス」様、

②一歩先を行くIT企業「㈱シーポイント」様

③日本で一番長くて楽しい朝礼「㈱沖縄教育出版」様

④沖縄土産の定番、紅いもタルトの「㈱御菓子御殿」様

予定では以上の4社だったのですが、飛び込み視察でもう1社、

⑤補聴器で沖縄県内シェア70%「㈱琉球補聴器」様

 

まずは、㈲パーソナルフードサービス」様。

お客様の状況に合わせてカロリー計算されたお弁当を1つから宅配する業態で、

今では沖縄県内シェア60%ほど、障がい者も積極的に雇用しています。

特に印象に残っているのは、撤収間際に社長がおっしゃっていた言葉、

「幸せになろうよ」

この言葉はいろいろな人がいる中でネガティブに捉えられない唯一の言葉

とのこと。確かにひねくれ者の私に納得でした。

 

つづいて、「㈱シーポイント」様。

一時期、IT企業に在籍していた私にも若干精通できる業種であると思っていましたが、

創造を上回る事業展開を行っており、様々なプラットフォームを提供する

「プラットフォーマー」の会社です。

本社は静岡県浜松市ですが、「沖縄は東アジアの中心」と考え、

沖縄に支社を作ったところに先見性を感じざるを得ません。

 

2日目にまず訪問したのは、「㈱沖縄教育出版」様。

現在は子会社化し、事業承継をされたとのこと。

障がい者雇用も行っており、健常者も含めて「全員が主役」の朝礼で、

約1時間半、体操から意見交換会までご一緒させていただきました。

社員全員が一丸となって会社を盛り上げている、そんな姿が印象的でした。

徳島県にある西精工さんも、沖縄教育出版の朝礼を参考にしているそうですので、

一度見てみたいものです。

 

2日目2社目は「㈱御菓子御殿」様。

もともとの社名は「お菓子のポルシェ」でしたが、名前の由来は

「高級車「ポルシェ」に乗りたかったから」だそうです。

茶目っ気の命名ではありましたが、当時需要のなかった「紅いも」を

沖縄県の定番のお土産にまで成長させた、その経緯などお話いただきました。

 

3社目は「㈱琉球補聴器」様。

飛び込みでしたので訪問した店舗の副店長さんにお話頂きました。

突然のお願いにも関わらず約1時間に渡りご対応いただきました。

ありがとうございます。

会長・社長がご不在でしたので、恐らく本音でお話いただけたと思うのですが、

副店長さんは自身を持って「いい会社」だとおっしゃっていたことが印象的でした。

また、福利厚生制度がとても斬新で、それは皆さんに知っていただきたいです。

ここではあえて割愛させていただきますが…

 

ここまででお話を頂いた方たちのうち、

約半数が沖縄県外から移住されてきた方々ということに驚きました。

皆さん沖縄県の「いちゃりばちょーでー(出逢えば兄弟)」精神に

惹かれたて移住したとおっしゃっていました。

「沖縄県」が好きと言われる方は多いと思いますが、

そのような県民性ゆえなんでしょうね。

 

しかしいいことばかりではなく、沖縄県の貧困率は全国トップ(30%)で、

若い人はせっかく大学に入学しても中退せざるを得ない人が多いのだそうです。

国内外の観光客が年々増加している中、そのような状況なのは残念ですが、

だからこそ県外から移住されてる方も沖縄県のために頑張ろうという気持ちに

なるのでしょうか。

 

以上が視察日程でしたが、サクシードとしてはもう一日、

沖縄県を満喫してきました。

今回の沖縄県で強烈に印象に残っているのは、

滞在3日間で、沖縄そば8食完食した強者です。