いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

皆様の組織では、永遠と結論が出ない会議や、結局トップしか発言していない会議が行われていませんか?

私は業種を問わず年間数十社のコンサルティング業務に携わりますが、中長期的に安定した成果を出す組織にはある程度の法則性があるように感じています。

トップのマネジメントスタイルよってやり方は変わりますが、経営会議に参加させていただくと、必ず組織として何を目指すのかを明確にしているという印象があります。

ここでは、成果が出る組織の考え方を、3つのステップを交えてお伝えしていこうと思います。

まず、3つのステップに入る前に前段として覚えていただきたいのは、中長期的に成果を出す組織というのは、必ず社員を巻き込んだマネジメントをしているということです。

一方通行の指示に終始せずに、少しでもいいので社員の納得を引き出していくスタンスは必ず必要と言えるでしょう。

その納得を引き出すための、最初のステップは「必要性」です。

つまり、そのアクションに至る理由の合意を、社員にある程度理解してもらうということです。

「〇〇さん、来月から月間売上高1,000万円を目指すように!」

という指示をいきなり出しても、組織の成果は中長期的に安定はしないでしょう。

「我が社の収益は現状このとおりです。しっかり利益は出ていますが、競合企業の参入により今後は激戦になることが予想されます。そこで、競合企業が力を入れる前にお客様との関係を強くしていこうと考えています。皆さん、この方針についてどう思われますか?」

少し丁寧すぎるかもしれませんが、社員に納得してもらう「必要性」は、時間をかけてでもトップは論じる必要性があると思います。

誰が何をやる?という議論の前に、必ず「必要性」についての説明をしていきましょう。

次回は、次のステップである「妥当性」についてお伝えします。

最後まで読んでいいただきありがとうございました。