皆さん、こんにちは。財務コンサルタントの押山です。

 

今年も早いもので3月に入りました。

厳しかった寒さともそろそろおさらば・・・と思いきや、

今年は寒の戻りがしばらく続きそうとのことです。

現在、事務所のエアコンが壊れているため暖が取れず、

「もういい加減にしてほしい(涙)」…と若干悲観気味の今日この頃です。

 

さて、先日お伝えしました通り、2月24日、弊社サクシードセミナールームにて、

ものづくり補助金の緊急対策セミナーを開催いたしました。

今度のものづくり補助金で申請を考えている事業者様を始め、

お客様からのご相談や今後を見据えて参加していただいた士業の方など、

幅広い目的でご参加くださいました。

今回のセミナーが皆様のお役に立ちましたら嬉しく思います。

 

そんなものづくり補助金ですが、先日、満を持して公募が始まりました。

今回のものづくり補助金のテーマは「生産性向上」で、

以下の3つの支援型に分かれています。

①企業間データ活用型

②一般型

③小規模型

 

①は事業者感でデータ連携を行い、市場創造や事業の効率化を図るような

プロジェクトを支援するものです。電子受発注システム(EDI)をイメージしていただけると

よいと思います。「企業間」ですので、自社だけではなく、取引先や協力会社など

複数の事業者と連携してプロジェクトを進める必要がありますが、

上限額1,000万円 に 参加事業者1社当たり200万円の上乗せ措置があります。

 

②はこれまでのものづくり補助金とほぼ同じ概要ですが、上限額1,000万円(補助率2分の1)と

前回の概要と比較すると上限額の拡大要件がなくなったこと、補助率が縮小されるなど、全般的に

1社当たりの補助金額は縮小されている印象があります。

 

③は設備投資を必要としない商品・サービスの開発などに使用できる補助金で

上限も500万円(補助率2分の1、小規模事業者3分の2)と上記2件に比べ小さいものの、

製造業以外の事業者様も利用しやすい内容になっています。

 

と、今回のものづくり補助金は全般的に採択1件あたりの補助上限額は縮小されたイメージですが、

29年度補正予算1,000億円、採択事業者数10,000社程度と増えていることから、

より多くのの中小企業・小規模事業者様に補助金が得られるチャンスがあるのではないかと思います。

 

また、補助金の申請は非常に労力や時間を要するものです(脅かすようで申し訳ありません)が、

ものづくり補助金チャレンジの効果は、不足しがちな設備投資資金が調達できるだけでなく、

「事業計画書」の作成により、自社の状況を見返す良い機会でもありますので、

そのようなメリットを獲得することを目的としてチャレンジするのも良いかと思います。