IT事業部の山田です。

先週、東京で開催された AWSome Day TOKYO なるイベントに参加してきました。

このイベントは、インターネット通販でおなじみのAmazonが提供しているWebサービス:AWSを活用するためのトレーニングイベントで、通常は1日600ドルで提供されている基礎トレーニングの座学の内容を抽出して講義してくれる内容でした。

そもそもAWSって、何?

Amazonはネット通販する際に、データセンターや管理システムといったインフラ機能をAmazon内で開発・管理・運用していました。このインフラを社外に貸しだしたのが、AWSのベースになっています。
つまり、クラウドサーバーとか、いろんなサービスをAmazonが提供しているのを使うことができる、というのがAWSになります。(とても雑な言い方ですが)

クラウドのメリット

例えば、新しい基幹システムを作ろうとしたとき、すべて自社内で開発する場合には、サーバーをどうしようか、とか、データセンターをどうしましょうか、というのを決めたうえで、それを調達して、設置して、設定してからシステムを稼働させる、というのが従来の方法でした。

この時、セキュリティ面や大規模災害も考慮して、サーバへのログインや設置場所、バックアップについても検討する必要があります。

しかし、AWSをはじめとしたクラウドサービスを使うと、すべてクラウドの提供元が準備してくれるため、このあたりの心配や取り決めにかかるコスト(費用だけでなく時間も)を大幅に減らすことができます。また、将来的により大規模なサーバーが必要になった際や、データベースを拡張する際にも、自社ですべて保有して運用する(オンプレミス、と言います)よりも短期間で変更したり拡張したりすることも可能です。

このあたりは、AWSのサイトにも詳しく書いてあります。

費用の話が出たので、ついでに説明。
課金体系も基本的には使用時間にあわせて請求されます。つまり、使った分だけ請求されます。これがメリットでもあり、デメリットでもあるのですが、オンプレミスで用意するよりも早くて安くシステムを用意できるのですが、使ってみないといくらになるか明確にならない、という側面もあります。これを見越した予算確保だったり、社内体制を整える方が先、という企業もまだまだ少なくないのかな、と思います。

クラウドというと、どうしても不安になるのは費用面だけでなく、セキュリティやバックアップかと思いますが、世界中の大企業や大規模サービスなどでも多数の導入実績があることを考えると、既にこの部分はクリアしていると評価されていると言ってしまっていいかと思います。

じゃあAWSで具体的に何ができるの?

と、ここからようやく本題かな、と思うのですが、さすがに長くなってしまいましたので、次回へ続きます。