IT事業部のYです。
先週、社内でブロックチェーンについての勉強会を行いました。

(出典:経済産業省「ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査」)

 

 

IT技術の進歩は日進月歩、数年前には思いもよらなかった技術が今では一般的に普及しているという事が多々あるので、常に情報をアップデートしながら時代の変化に対応していくことがIT技術者には求められています。

 

例えば。

iPhoneが今年で10周年を迎えますが、スマートフォンがもたらしたIT業界への影響は非常に大きく、Webサイトの作り方やアプリケーションの利用層などはそれ以前とは全く変わってしまいました。そういった時代の変化に対応するために情報収集し続けることができる、というのがIT事業者や技術者に求められている資質であり、これまで同様、今後もその点だけは変わらないのかな、と思うわけです。

 

インターネット白書2017によると、2017年を読み解く10大キーワードは「ブロックチェーン」の他に、IoT、LPWA、ゼロレーティング、VR、AI、官民データ活用、災害とインターネット、サイバーセキュリティ、インターネットガバナンス、だそうです。

ちなみに、2016年はIoT、AI、サイバーセキュリティの他に、Fintechやシェアリングエコノミー、定額コンテンツ配信、ドローンなど、既に日常生活に入り込んでいるキーワードもありました。(他にはメディアテクノロジー、減災インターネット、コンテナー型仮想化技術)

これらのキーワードの中から、業務に直接役立つものや必要性の高いもの、今後の発展が見込めるものを見極めていくためには、やはり最低限の理解は必要になりますよね。

ということでで、2017年のキーワードの中から少しだけご説明を。
・LPWA
IoT普及のカギを握るとまで言われている、低速だが低コスト省電力広範囲の通信規格。

・ゼロレーティング
例えばスマートフォンの中の特定のアプリについては通信料の課金対象にしない、といった取り組み。
LPWAと組み合わせて、IoTの通信を課金しないといったサービス提供も。
ただし、法的な面や公平性・妥当性の観点から問題もありそう。

・インターネットガバナンス
インターネットを健全に運営する上で必要なルール作りや仕組み、 それらを検討して実施する体制などを表す言葉。
昨年、米国政府はインターネット重要資源の監督権限を手放しました。IPアドレスやドメイン名などについて、今後は特定の政府が関わることなく、「グローバルなインターネットコミュニティ」が担っていくことになります。

技術の面だけでなく、インフラの面や制度の面でもITやインターネットをとりまく環境は変わり続けています。