おはようございます!!この前、新年迎えたと思ったらもう明日で2月に突入ですね。ほんと時間の流れがはやい、はやい。笑

インタビュー2人目は株式会社サクシード代表取締役の水沼啓幸さんです。栃木県真岡市出身で高崎経済大学を卒業後、株式会社栃木銀行にて8年程勤務。その後は起業を目標に法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科でMBAを取得。平成22年に、地域企業を対象に財務・金融・事業継承を専門に支援するコンサルティング会社、株式会社サクシードを設立。現在、従業員7名の栃木を代表する経営コンサルティングの会社へ。勤務中はいつもわたしに経営や起業の事また、結婚や働くといった事を熱心に教えてくださるハートが『激熱』な水沼さん。今回はそんな水沼さんに、これまでの起業までの道のりを中心にインタビューをしてきました。

高田―水沼さんがサクシードを設立した理由は水沼さんの本(水沼啓幸『「地域一番コンサルタント」になる方法』同文館出版p138行目)に記載してあるのですが、起業する事自体はいつから意識し始めたのですか―

水沼―大学2年生の後半ですかね。私は高崎経済大学経済学部の学生だったんですけれども、当時の私は経営者という選択肢はなく公務員志望で、さらに勉強もせず毎日遊んでばかりいました。しかし、大学2年の後期の授業で新任の若い先生が赴任してきました。その先生の教える授業が「ベンチャービジネス論」というものだったのですが、その授業でアメリカでは、同じ歳の大学生がベンチャービジネスを起したという事実を知り衝撃を受けたのがはじまりでした。
同時に私が大学生の頃は第三次ベンチャーブームで、世の中に起業という選択肢広まりははじめ、またインターネットという趣味の領域だったものが、ビジネスツールとしての領域に組まれ「働き方」が大きく時代と共に変化していきました。
「このまま平凡な毎日を過ごしていたら、時代に追いつけず良い人生を歩めない」と焦りを感じていました。
その時から遊んでいた日々とは打って変わって経営、当時日本で広まりはじめたファイナンシャルプランナー等の勉強をし始めました。ファイナンシャルプランナーに関しては東京まで通って勉強し、当時最年少(19歳)でアフィリエイトファイナンシャルプランナーの資格を得ました。論文大会にも出て、その時に「経営って面白いし、一生付き合えるものだな」と思っていました。-

高田―大学時代でベンチャービジネスに興味を持ったんですね。大学卒業して、すぐ起業しようとは考えなかったのですか。-

水沼―やはり、当時の私ではできることが限られていたという事と親戚がみな公的なところで働いていたため「起業」という働く選択肢に引け目を感じていたため、まずは世の中を知るという事で地方の公的な機関に就職し10年後に経営に関する(コンサル)ビジネスに関わる事を描いて就職活動をする事にしました。
しかし、就職活動時期は不景気だったため、就職氷河期といわれる時代でした。そのため、当時の就職ガイダンスで言われたのが、「10年で会社をやめるつもりで就活してください」でした。辞めるのが前提で就活していいのかなと思っていたのですが、世の中の流れに対して焦りを感じていた私は早い段階で就職活動し地方銀行での内定を勝ち取る事ができました。

高田―なるほどですね。その10年の間はどのような道をたどって、今のサクシードを立ち上げたのですか。-

水沼―地方銀行に就職してからは、10年後の起業のために、仕事上での自分自身のスキルを高めたりや、毎年100万円を起業の軍資金として貯金等をしました。銀行の仕事の中ではできだけ自分自身の能力を上げるために、融資業務や営業などを必死にこなし、常にお客様(企業サイド)のニーズを引き出せるように意識していました。現在の営業の能力は当時の銀行員の経験が生かされています。そのあと、銀行員を辞め法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科でMBAを獲得するために、我武者羅に勉強をしました。MBAの資格への道のりは険しく毎日、毎日大量の課題が課され食らいつくように勉強をしていました。その結果、大学院の中のビジネスプランコンテストで自らのアイディアで優勝し資金をいくらか得る事ができました。
そして、大学院を卒業の後、平成22年度に株式会社サクシードを設立しました。10年間は起業を目標に地道に努力してきて、常に自分を「やらなければならない」という状況下において自分自身を奮い立たせてきました。

高田―では、今後5年後、10年後はサクシードをどのような会社にしていきたいですか。―

水沼-サクシードの経営理念に「次世代により良い社会を引き継ぐ」というキーワードが入っています。そのため、5年後、10年後はサクシードのお客様もスタッフもより良くなっていってほしいですね。仕事だけではなく人間としてのレベル、趣味、健康、文化面でも成長してほしいですし、社員にはいい給料を出せるようにお客様にも良い結果を出せるようにしていきたいですね。そして、お客様もより良い会社になっていくことで栃木をみんなで活発にしていきたいですね。そして、10年、20年後は地域発で全国に進出していくコンサルティング会社を作り出していきたいです。しかし、一社だけでは難しいので、同じような志を持つ他のエリアをもつ会社とタイアップしていき、ITやM&Aなど、広い分野でコンサルティング事業をやっていきたいです。 その目標を必ず達成するためにも、スタッフ一丸となって激熱で頑張っていきたいと思います。

高田―なるほどですね、大変勉強になりました。本日はインタビューをさせていただきありがとうございました。

インタビューを終えて自分なりに水沼さんのこれまでの道のりのポイントを2つまとめてみました。
①     目標は大きく、着実に時間をかけて実績(能力)を積み上げていく。
②     常に自分を「やらなければいけない」状況下に置き、情熱をもって挑み続けた。
この2つが自分もこれから意識しなければならないポイントであり、成功の秘訣だと感じました。
私も大きな目標を設定し、焦らず着実に力(仕事においての能力)を身に着けていきたいと思います。

 

インターン生/高田光紀

所属/宇都宮大学国際学部国際文化学科4年 NPO法人キーデザイン(申請中)

座右の銘/『一生青春』

出身/青森県三沢市

アルバイト/学童保育の指導員 居酒屋のホール ラジオ局のイベントスタッフ

趣味/カフェ巡り フットサル カラオケ イベントでの出店

内定先/東京のイベントの企画・運営会社

興味関心/#新規事業#コーポレートベンチャリング#ベンチャーキャピタル#世界のトイレ#起業家支援#イベント企画#コンサルティング#コンベンションビジネス#飲食店運営