コンサルティング事業部の市川です。

先日お客様との同行という形で、ベトナム視察に行ってきました。

ベトナムへ行くというと、「どっちに行くの?」とよく聞かれます。どっちというのは首都であるハノイか、南の主要都市ホーチミンかということです。

今回私は、お客様のニュービジネス創造のお手伝いのため、ハノイに行ってきました。

ベトナムの首都であるハノイの人口は約760万人の都市で、とても活気ある街でした。

とにかくバイク人口が多い街といったイメージでしたが、実際に行ってみるとやっぱりバイク人口が多かったです!!

ニュービジネス創造のためにベトナムへ行きましたが、初めてのベトナム訪問で人生観が少し変化した気がします。私が感じたポイントについてまとめてみます。

①活気あふれるビジネス環境
 今回はビジネスのために行きましたので、多くのビジネスパーソンに出会いました。その中での印象は、とにかく前に進もうという意志が強く、どんな小さなチャンスでもモノにしたいという活気に満ち溢れていました。日本にも優秀なビジネスパーソンは多くいますが、ベトナムではよりビジネスに対して貪欲な方に多く出会った気がします。

②急速に発展するインフラ整備
 昔ながらの屋台が立ち並ぶ商店街のそばで、大規模な道路建設や電車線路建設、ビル建設等が行われています。インフラ整備が現地の情景とマッチしていない程、急速にインフラ整備が進んでいました。多くのインフラ整備には、日本をはじめとする先進国のノウハウが利用されているそうで、協力国に対して現地の方はとても感謝していました。

③毎日必死で生活している低所得層
 ハノイの街中では、ベンツやBMW、レクサスなどの高級車を見る機会が多くありました。発展途上国で見られる貧富の差はベトナムでも例外ではなく、高級車が路上駐車している横では、屋台で裸足で食事をしている低所得層の住民がいます。低所得層の住民は日雇いの仕事をしながら、毎日必死に生活しているとのことで、今後も貧富の差は拡大していくでしょう。

④グローバルに見た労働力
 日本では労働力不足が深刻な社会問題となっています。2008年の人口ピーク時は、1億2,808万人だったが2050年には1億人を割り、65歳以上の人口比率は4割に及ぶ試算が出ています。しかしながら世界規模の人口は増加し続けており、現在約73億人の人口が、2050年には97億人に増えると国連は予測しています。
 つまり、これから日本企業は労働力を外国人に頼っていくしかないという事になります。もちろんAIの発達により、労働力を人間に依存しない世の中になる可能性はあるかもしれませんが、少なくとも雇用問題について日本人は高い危機意識を持っていかないとこれからの経営は難しいと考えさせられました。

ベトナム視察を経て、先進国である日本の役割や、グローバルな視点での今後の人材確保について深く考えさせられました。

そして、コンサルティングという仕事を通じて、日本や地方経済が持つ課題に対して、もっと貢献したいと強く感じました!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。