いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

先日とちぎ経営人財塾の名物イベントである企業視察に行ってきました。今回の視察は埼玉県入間郡にある産業廃棄物中間処理業者である石坂産業株式会社様です。

とちぎ経営人財塾第3期受講生や、OB様、OB企業様からの派遣を含め、30名での企業視察となりました。

皆様は産業廃棄物中間処理施設と聞くとどんなイメージをするでしょうか?多くの方は典型的な3K(危険、汚い、きつい)の職場と想像するでしょう。

でも石坂産業さんは違うんです。

企業視察に参加された方全員が感じたことは、「施設内の清潔感」と「現場社員の気持の良い挨拶」でした。

5Sが徹底された施設内は、工具が出しっぱなしになっていたり、故障して動かない重機があることはまったくなりません。毎日の機械メンテナンスや5Sへの取り組みを細かくPDCAで徹底しているそうです。

そして最大の特徴である「現場社員の気持の良い挨拶」は、作業中でも一旦手を止めてしっかり目を見て挨拶してくれます。業種業態関係なく取り組むことができるはずの挨拶は、意外と自社では徹底できていない場合が多いです。

経営幹部の話では、改革前の石坂産業は挨拶もしないし、現場も工具が散乱していたそうです。毎日毎日諦めず、コツコツ継続してきたからこそ今の姿があると力説されていました。

中小企業で社内変革をもたらすために重要なことは、「時間軸を意識する」ということです。

急速な改革は確実に社内に反発が起きます。そのような反発に直面すると幾度となく改革することに対して挫けそうになります。

そんなときは、石坂産業さんのように短期的な成果を求めるのではなく、時間軸を意識して徐々に徐々に会社のあるべき姿にむかって前進していくことをお勧めします。

今後サクシードでは、企業視察を定期的に開催していきたいと考えています。ご興味ある方はいつでもご連絡ください!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。